Review

IRON STORM 鋼鉄の嵐

日本語版

2004/02/29


<Story>

 この残酷な戦争は1914年8月に始まった。今は1964年3月、信じられないかもしれないが戦争はまだ続いている。 そんな折り、俺は爆撃された燃料この中で生まれた。それゆえ両親のことは何一つ知らない。ここからは判るのは、人類が狂っているっていうことだ。 つまりは、この50年間、我々人類は殺し合いしか考えていなかったということだからな。今、西洋軍隊とアメリカ軍隊は、現代のチンギス・ハーン とも言うべき軍隊と戦っていた。そして、このチンギス・ハーン軍隊を率いるのはアレクサンドロビッチ・ ウガンパーグ男爵だ。あの誇大妄相狂は、ボルシェビキ革命に流血の終止符を打ち、大欧亜帝国、大西洋から東シナ海まで達する巨大帝国建国の夢に今や 取り憑かれている。

 こういう男に対して西洋国家は無為無策を続け、株式市場から戦費を調達する程度のことしか考えつかなかった。・・・・そんな終わりの見えない 争いを尻目に、他人の死で私腹を肥やす輩も尽きないもんだ。

 前線は、現在に至るまでに何年もの間ドイツを二つに分断してきた。ドイツ人の半分は西洋人のために戦い、そして もう半分は、ロシアンモンゴル人のために戦っていた。俺は、長年あの男爵と戦ってきて、現在はドイツを二つに分断している 前線にいる。俺が考えることは、いつもたった一つだけだ。「いったい何時になったら平和がやってくるんだ?」
                        ジェームズ・アンダーソン

                                             マニュアルより

<コメント>

 このゲームは、フランス製?らしく、難易度が高いらしく、あまり売れず、あまり話題になりませんでした。でも、このゲームのストーリーを読んで一発で虜になりました。 このIF設定の世の中で、殺伐とした世界観が非常に気に入りました。とは言うものの実際にゲームを始めるまでは、ちょっと不安でした。評価が低いということは、面白く 無い理由があるはずと気になってました。
 が、そんなことはまったくなかった。面白い!!これ、なぜに売れないんだ?どこに不満があるんだ?ってなかんじですね。もしかしたら、SFでもなく、現実でも無いから? う〜ん、疑問だ。といっても、今はこの日本語版発売していた会社は無くなってます。T_T 辛いね。そのおかげで、1000円ちょっとで中古販売されてます。今なら買い時でしょう。
 一番言いたいことは言ったので、ゲーム説明をしたいと思います。ゲーム内容は、主人公ジェームズとなり、敵の本拠地から、秘密兵器のサンプルを盗む+破壊を命じられ、前線を通り、 敵の秘密研究施設に忍び込むことになります。操作は、FPSで、一応ボタン1つで3人称視点にもきりかえれます。これによって、1人称では見えにくいところも見ることが出来ます。例えば、 曲がり角の向こうはどうなっているのか?とかも見れます。それと、FPSが苦手な人(3D酔い易い人など)や、キャラクターを見たい人には嬉しいシステムかもしれません。とはいっても、 私は、スクリーンショットを取るとき以外はずっと1人称でした。
 特徴的な操作は、「伏せ」があり、はって移動なんてことも出来ます。あと、上半身だけ左右に傾けれます。この2つは、メダルオブオナー(MOH)に無くて、非常に残念だったシステムだったので すごく嬉しかったです。やっぱり戦争ものなら「伏せ」はいるでしょうね。
 攻撃は、「立ち」「しゃがみ」「伏せ」の順番で、「移動中」「移動直後」「停止中」の順番で命中率が上がります。 つまり、基本的には、停止してしゃがんで撃つが中心ですね。そして、頭と首のダメージがとても大きいです。これは、敵も自分も同じで、ほぼ一撃で死にます。この2つが、このゲームの 難易度を上げているようですが、慣れると攻撃を頭をねらえば良いし、即死は、戦場のリアルな感じがでて非常に良い感じです。

 シナリオの進め方は、一本道で、6つの大きな場所のまとまりがあり、それぞれが小さなMAPで出来ていますが、この小さなMAP間はほとんど移動可能です。たまに封鎖や、大きく爆撃などを くらい変形したりもします。MOHのように、進行方向が矢印で出ることは無いので、たまに迷ったりしますが、味方からの指示があり、そのログを見ることが出来るのですぐに道を発見できるはずです。 (迷いやすい箇所は、別のレポートでまとめるつもりです。)
 面白いシステムとして、途中で、テレビのようなものを発見するのでそれを利用すると、現在の戦場の様子や敵の情報を敵のTVキャスターが報道してくれます。結構これは面白く、 戦況が悪くなっていく様や、敵の自信とかが上手く伝わってきます。
 武器に関しては、ロケットランチャー・マシンガン・狙撃ライフル・サイレンサー付き銃・ナイフ・手榴弾とポピュラーな武器は全てあります。面白い武器としては、こっそり相手を殺せるマスタードガスや、 対人地雷、めまいがする幻覚誘発弾などがあります。特にマスタードガスは部屋にほりこむと一気に殺せるので便利ですね。逆に敵も投げてくるのでこれには注意ですね。 大型の武器(マシンガンやロケットランチャー)は、一種類しか持ち歩けないので、常に武器を選択することになり、考えて攻撃することになります。

 一箇所だけ、仲間を連れて戦闘することが出来ますが、これに関しては不満ですね。一応、話しかけると「ついてくる」と「隠れる」をきりかえれるし、武器を拾ってそれを利用してくれますが、 隠れながら移動してくれないので、敵にすぐに発見されてすぐに勝手に全滅してくれます。あんまり意味無いですね。そのためか、味方の動かし方について説明書で書いてませんでした。
 グラフィックに関しては、埃や鉄、土の雰囲気を上手く出していると思います。雪や雨などが降ってきたりしますし、上空にヘリがうろうろしていたりして非常に臨場感があります。ちなみに このヘリは撃墜できます。特に、魚眼レンズ状に少しなっているようで、中心に引き込まれるような感じになるのも、好き嫌いは分かれますが、私は迫力を感じて結構好きですね。人間のモデリングが ちょっと単純で微妙な感じで、テクスチャーもちょっとボケている感じがしますが、これも気になるほどではなかったです。

 シナリオは、とても面白かったです。場所が、第一次世界大戦で有名な塹壕からはじまり、ヘリ撃墜、戦場移動、市街戦、戦車に地雷仕掛けたり、戦車で戦車を撃ったり、秘密工場に潜入したり、 要塞電車に乗ったり、巨大な屋敷に潜入したりととても面白いです。雰囲気的には、「Half−Life」に似ているとおもいます。ボリュームも十分ありますし、最後の終り方も、戦争の殺伐感や、 無常感が出ていてぜひ、最後までがんばってやって欲しいですね。ところどころにブービートラップが仕掛けられていて、それにまんまとはまってしまったりすると、「やられたー」って言ってしまいますね。
 敵の動きは非常によく、チームで攻めてくるときは、突撃隊とスナイパーに分かれたり、リロード時に隠れたりします。特にスナイパーが移動して狙ってくるのには感心しますね。MOHでもスナイパーが 出てきて、どこから撃ってくるのか判らな過ぎて不満があったのですが、このゲームでは、ライフルの赤いレーザー照準が敵にもあるので、壁に赤い点があると「ヤバ!俺狙われてる」って感じさせてくれるし、 壁の位置から敵の場所が予測できます。そして、敵の位置はスナイパーがいそうなところにいるのでストレスは感じず、非常に楽しめます。

 難易度に関しては、ノーマルレベルでやりましたが、確かに骨のある感じはしますが、難し過ぎる事はまったく無かったです。オートセーブ、クイックセーブ、手動セーブがあり、セーブに関しても やさしい感じがしますし、回復薬、武器も簡単に手に入ります。ちょうどいいぐらいです。

 っと、細かく説明していきましたが要は、最初に述べたように、面白かったってことです。一つだけ欠点は、扉に関することだけです。扉が近づくと開き、少し経つと閉まります。これの性で、 扉の位置から攻撃している最中に扉が勝手に閉まったりするのでちょっとうざかったりします。でも、扉の材質によっては貫通するのでこれを利用することも可能なんですけどね。
 安く売っていたら即買っても損はしないはず。

<参考HP>

 for.Gamer.net 修正パッチ
 発売元がなくなってしまって、公式サイトもなくなっているので、修正パッチはこちらからDLしましょう。
 IRON STORM 鋼鉄の嵐 日本語版 ミニ攻略 2004/02/29
 「IRON STORM 鋼鉄の嵐 日本語版」の迷い易い?ところの解説を適当に書いてます。ネタバレなのでどうしてもっというときだけ見てください。このHPの「Walkthrough」にあります。